アンチエイジング(抗加齢)

エイジングは必ず訪れます。でも、スピードや目立つ部位には個人差があります。個人差の原因は素質と環境です。同年代に比べ老けて見えるのを解消したい。いつまでも若々しく、はつらつとしていたいと思うのは、女性なら当然です。アンチエイジング(抗加齢)のカギは抗重力と皮膚ケアです。

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しわ

しわには3種類ありますが、その組み合わせでもあります。

筋肉性しわ

顔面表情筋が収縮した際にできる皮膚折れ返りのことです。生まれたときから顔は表情を作ります。表情筋は意識的に動かすこともできますが、感情によって無意識に収縮します。寝ていても、夢を見ながら動いています。また、表情ではなくても無意識に表情筋が収縮している方が多いです。まぶたが重くなっておでこに力が入ったり、視力の影響で眉をしかめたりする方です。つまり知らないうちにしわを作っています。年齢とともに皮膚の折れ返りが戻るのに時間が掛かるようになり、そのうち刻まれてしまいます。無表情な方ならまだしも、皆さんしわを作っていますよね。 しわを目立たなくするにはボトックスが有効です。

ボトックスはしわの原因になる表情筋の収縮を弱める薬です。局部に注射すると、その部位だけ効きます。6ヶ月で失活しますが、再注入可能です。ずっと動かなければ、しわはいつまでも刻まれません。副作用はありません。部位として、3箇所がお薦めです。

1.眉間の縦じわ
眉間の縦じわ=顰蹙(ひんしゅく)という言葉の顰は眉を顰めるという字です。英語では悩みの線Frown Linesといいます。いやな表情ですから気付いたら弱めましょう。暗い表情が出なくなるので、周囲からも歓迎されること請け合いです。
2.おでこの横じわ
上のまぶたが被さってくると、無意識に反射的におでこに力を入れるようになり、その結果しわができてしまいます。
3.目尻のからすの足跡
まぶたは薄い皮膚なので日常よく笑う方は早くから笑いじわが目立つようになります。ボトックスをしても口元で笑えるので、表情が返ってキレイになります。
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たるみの下の折れ返りしわ

下まぶたの袋の下に三日月型にできるくぼみ(クマ)、頬前(鼻の横)のたるみの下にできる法令線(鼻唇溝)、口角からあごにかけての腹話術人形の線などです。
ヒアルロン酸注入が適しています。ヒアルロン酸は皮膚の成分で皮膚や皮下組織の容積を作れます。当院の使用するピュラージェンは最新のテクノロジーで製造されたヒアルロン酸で、これまでの物が、6ヶ月以内で消失していたのに対し、最大12ヶ月での吸収となっていますのでお得です。適時反復注入が、おすすめです。通常ダウンタイムはありませんが、軽い内出血を数日伴うことがまれにあります。
また深いくぼみを十分に充填するためには、自家脂肪注入が適しています。注入量の約半量は定着します。


ヒアルロン酸注入によるシワ治療の考え方


ヒアルロン酸注入によるシワ治療説明図 注入剤を、真皮内または真皮直下に注入することにより、内側からボリュームアップをはかる。

Collagen injection (コラーゲン)
Hyaluronic acid injection(ヒアルロン酸)
Fat injection(脂肪注入)
Soft form(ソフトフォーム)


ヒアルロン酸注入によって改善されるシワと凸凹症状


額のしわ、眉間のしわ、目尻のしわはボトックスと併用が望ましい。
ヒアルロン酸注入によって改善されるシワと凸凹症状の説明図
こめかみ、頬の凹みは量が多くなるので片側1cc以上になりますが、他の方法もあります。

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皮膚が弱くなって刻み込まれたしわ

筋肉作用に加齢現象が加わり、刻まれてしまったしわには、ヒアルロン酸とボトックスの組み合わせ治療が可能な程度の場合もありますが、皮膚を伸ばす手術が、必要なことが多いです。

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リーフマークたるみ

たるみは重力に勝てない皮膚・皮下組織・筋肉などの下垂です。皮膚の伸展は予防できますが、起きてしまった事に対しては、持ち上げるのが第一選択です。

たるみに対する主な施術

ボトックスはしわの原因になる表情筋の収縮を弱める薬です。局部に注射すると、その部位だけ効きます。6ヶ月で失活しますが、再注入可能です。ずっと動かなければ、しわはいつまでも刻まれません。副作用はありません。部位として、3箇所がお薦めです。

リフト
文字通り持ち上げる事です。どこをつめて、どこを上げるかは状態に拠ります。小じわも同時に解消できますので、一石二鳥です。フェイスリフトの持続効果は永久的です。若返った顔の状態は、そのまま自然に加齢します。ただし、術後約半年間の間は後戻りがあります。これを以下に少なくするかがフェイスリフト手術の良否といえます。ポイント1:皮膚剥離範囲の広さ。2:筋肉の層SMASを引き上げるのは常識です。3:靭帯の処理。3点について、ミニリフトからフルリフトまでコースがあります。
フェイスリフトは顔が変わらないのですが、形が若いときに戻る、いい手術です。また、丁寧に行えば、傷跡は見えなくなるといっていいでしょう。ダウンタイムは、腫れ予防のため包帯を2日巻いた方がいいです。その後の腫れは軽いです。抜糸まで1週間ですが、ガーゼ等は不要です。時に内出血がありますが、お化粧で隠れます。

SMAS

SMAS

フェイスリフトなど顔面の手術で重要な構造(層)がSMASです。体幹(身体)や四肢(手足)では、筋肉は皮膚とつながっていません。間にある筋膜と、筋肉が滑る構造だからです。顔面では、大部分の筋肉がSMASと付着していて、SMASは皮下脂肪、皮膚とつながっています。その結果、顔のたるみはSMASと筋肉ごと起きているのです。ですから、SMASごと引き上げなければ、たるみは治せません。上の図は、右上の小図の顔を線で切った断面図です。見て解るように、SMASの表と裏には筋や神経、血管などの重要な組織があります。そのため、SMASのすぐ裏側を引き上げなければなりませんから、技術と知識が必要なのです。

顔面神経

顔面神経

顔面の構造の中で重要なものに、顔面神経があります。顔面神経には、顔の大部分の表情筋を動かす信号が流れています。脳から出てきて、まとまって耳の下から出てきて、枝分かれしながら、SMASの裏側を顔の前の方の表情筋へつながります。顔面神経を損傷してしまうと、表情が不自然になります。ですから、絶対損傷しないようにしなければいけません。上のように図で透かしてみることは簡単ですが、実際に神経を見出すには、解剖の知識と手術経験が要ります。特に、耳下腺の手術や、顔面外傷の修復術を多く行う形成外科の経験が無ければ安全性は確保できないでしょう。

動脈

動脈

顔面には大きな臓器がないので、血管は細いのですが、血行量は多いのです。SMASの深さの動脈はやや太く、しっかり止血しないと術後に再出血してしまいます。その結果腫れや内出血が強くなるだけでなく、血が貯まると皮膚にダメージを受けてしまいます。左図のように主な動脈は走行がわかっています。これらをいつも頭に入れて手術することが重要です。やはり形成外科の経験があると、知識はより確実です。

ケーブルリフト
中顔(頬の前)を持ち上げる為に、傷を作らないブランコ型の糸で吊り上げる方法です。目の下から鼻の横にかけてのたるみは、やつれた顔に見えてしまいます。これを若返らせることができます。下まぶたのしわ・たるみ取り術と同時に受けるとより効果的です。
㊟:最近糸で吊り上げるだけの方法が喧伝されていますが、糸だけでは組織に徐々に喰いこんでいってしまうので、月単位しか永持ちしません。他院での施行後、半年で元に戻ったケースが多く来院し、私がリフトをしなおすケースが多いです。例:アプトス、スムースリフト、フェザーリフト、金の糸、ゴールリフト
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部位と切開部と技術的ポイント

生え際、髪の中、ケースバイケースです。1センチの傷から、内視鏡を使って剥離し、とめる方法もあります。
こめかみ
生え際、髪の中、ケースバイケースです。剥離範囲の広さ次第でほほ前まで効果を出すことが出来ます。目尻の上げ方は調節が出来ます。
ほほ
耳の前を丁寧に切開すると傷跡は見えなくなります。SMAS(superficial Musculo Aponeurotic System)日本語に訳すと―――浅在性筋筋膜機構の引き上げを行うのは常識です。剥離範囲を法令線近くまで至ると効果が出ます。筋膜を主体に引き上げて靭帯を処理することもあります。引き上げられないほど脂肪が多い場合は、脂肪吸引を併用することもあります。
頚(あごの下)
耳の後ろの傷跡は見えません。筋を処理しなくても効果が高い部位です。
あご先下の七面鳥ひだ
あご下は傷跡が見えない部なので、4センチの切開を行うことがあります。
あご先の下の二重あご
脂肪吸引が適しています。
ほほ前の下垂と減量
Midface lift=中顔面は正面から目に付きますし、比較的若年から変形してきます。若い人でも疲れると目の下が窪んできますよね。これが定着してくると、やつれた暗い加齢顔貌になってきます。目標は笑顔のような明るい顔つきです。下まぶたのしわたるみ取り手術を拡大して行うことが多いです。元来骨格的に平板な方は増大術が効果的です。
こけたほほ
加齢によって減量した場合、原因療法として脂肪注入が適しています。
下まぶた
まつげの生え際の傷跡は見えなくなります。筋肉を吊り上げ、脂肪の処理をします。
上まぶた
二重の線を切開すると傷跡は見えません。正面を見たときにまつげの根本が隠れるようになったら、おすすめです。元来一重の方は、進行が早いので、若いうちに奥二重にしておいたほうがいいです。控え目のラインでも確実に効果があります。
加齢性眼瞼下垂(まぶたの開きがよくない):若年者でも、加齢性でもまぶたの開きがよくないと、ねむそうな感じや、いやな感じを周囲に与えてしまい損です。まぶたを開こうとしても、力が伝わらないようになってしまったのが眼瞼下垂です。視野が妨げられるので、補助するため、代償的に無意識に、おでこに力を入れてしまいます。また、あごを突き出してしまう人もいます。最近わかったことですが、眼瞼下垂でまぶたなどが疲れていると、自律神経に変調を来たす様になります。更年期の自律神経失調に加算されている人が多いのです。肩こり、頭痛、腰痛、不眠、胃腸障害などで眼瞼下垂が原因となっているケースがあります。まぶたを開くことは、目で見るためと、話すときにも目を見て、見合うために必要です。眼瞼下垂ではコミュニケーションに疲れてしまいます。
まぶたを引き上げる筋肉は、上眼瞼挙筋といいます。この筋が生まれつき弱い先天性と、段々筋が伸びて(筋体でなく腱)まぶたが重くなる加齢性があります。特に加齢性では、まぶたのくぼみや、二重の乱れ、三重四重を伴うようになり増す。加齢性は年齢と共に、誰にでも起きるものですが、スピードにはかなりの個人差があります。美容的形態的に進んでいる人は治療の対象です。最近では永年コンタクトレンズを使ったために、筋がこすれてしまって起きる人が多いです。
眼瞼下垂の治療は手術です。まぶたの開きを正常にするのは、手術的には難しくありません。私は形成外科の機能的手術と、美容外科の形態的手術を同時に行います。目に精気があり、若々しく、元気な感じになります。また自律神経症状が回復して、快適を自覚できます。
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