
正面輪郭(こめかみ、ほほ、えら、あご先)
顔の大きさは正面から見た、凹凸がポイントです。
具体的には、ほほの骨の幅と、エラ骨(魚ではないのに失礼な呼び方ですが)の幅が、目安になります。数字的にはほほで13cm以下、エラで10cm以下が小顔の基準でしょう。
また、こめかみやほほのコケ、減量があると、相対的にほほ骨、エラ骨の突出が目立つことになります。凹凸が大きいのは、般若像と同じで怖い顔の特徴です。
治療法としては、ほほ、エラ(下顎骨角部)には骨削除術、骨切り術が適応です。
エラは脂肪や筋が厚い場合もあり、脂肪吸引やボトックスが適応になる場合もあります。
こめかみの陥没にはプロテーシスや注入。ほほのコケには脂肪注入が適しています。腫れなどのダウンタイムは1週間以内で過ぎます。
ほほ
加齢による下まぶたから頬前面の変形にはいくつかのパターンがあります。

- ① 目の下の骨の縁の三日月形のくぼみ⇒頬前の脂肪の下垂が起きるとできるやつれ
- ここはメーラーファットといい、柔らかく水分の多い脂肪です。若いときでも夕方になり、疲れて水分が減り、容積が減ると、ここにクマができます。つまり逆に言うと、ここのクマは疲れを象徴して見えるのです。加齢により、水分が減り、下垂して来ると、クマが定着して見えます。いつも疲れているように見えてしまうのです。加齢顔貌とは、元気のない顔付きと同じだという解り易い部位です。
- ② 目の下にできる袋(アイ・バッグ)⇒下まぶたのたるみ
- ここには、表から皮膚、眼輪筋、眼窩隔膜の三層があります。眼科隔膜とは、眼窩脂肪を抑えている膜です。眼窩脂肪は眼球を包んでいるクッションの役目をする脂肪で、大変軟らかい綿みたいに弾力のある脂肪です。下まぶたの3層が緩むと、脂肪の圧力で、前に膨らんできます。若年時には、涙袋といって、可愛らしさの象徴とされますが、加齢と共に幅が広がり目袋になります。更に進むとエプロン状に垂れ下がります。
- ③ ゴルゴライン⇒頬前に内上から外下に向かってできる線状のくぼみ
- ①が進むと、筋肉の収縮も影響して、脂肪の少ない部分が溝になります。怖い人の漫画に描かれるのでこう呼びます。メーラーファットの下垂と減量が原因です。
- ④ サンケン・アイ⇒沈んだ目という意味ですが、くぼみ目ともいいう
- 眼窩脂肪が上まぶたから落ちてしまった状態で、骨の縁の眼球との隙間が凹んできます。眼窩脂肪は目を取り巻いて、下まぶたと上まぶたにつながっていますから、下まぶたを押せば上まぶたが膨らみ、上まぶたを押せば下まぶたが膨らむので、これが眼窩脂肪のためだと判ります。
- ⑤ 額の表情しわ⇒刻印
- まぶたの皮膚が弛んで、目の前に被さってくると、眉毛を挙げて目を開くことで補助するようになります。目を閉じて、力を抜いて眉毛をやさしく触ってみましょう。それから目を開きましょう。その瞬間に眉毛がピクンと動いたら、癖ができているのです。目を開いているときに無意識に額に力が入っていると、額の皮膚は折りたたまれて、しわを作るようになります。加齢と共に、皮膚が弾力を失ってくると、皮膚にしわが刻まれてきます。今度は皮膚に癖が付いてくるのです。
側面輪郭(エステティックライン、額、ほほ前、あご先)
他人は人の顔を真正面から見ることは少なく、やや斜めや横から見ているものです。横顔でのポイントは、おでこの丸みと眉部の突出程度、下まぶたから頬前(鼻の横)の膨らみ程度、そして口元のしまり(エステティックライン)です。
これらの形態は、骨格に左右されています。これらの骨突出不足は、貧相に見えます。また、加齢と共に筋肉、脂肪、皮膚が、変化します。通常は加齢と共に好ましくない形態になりますが、若年時に骨発達が不足している方は、より貧相になり、他の人より年齢を感じることになりかねないのです。
エステティックラインについては、項目を設けていますのでそちらを御覧ください。
おでこ
丸みのある、広いおでこが好かれるのは古今東西変わりません。少なくとも、陥没している形は好まれません。眉毛が目に比べて突出している方は、彫りが深くてよいとされますが、その上のおでこが凹んでいるのはやはり好まれません。また陥没しているとしわが出来るのが早いです。またおでこが後方に傾斜しているのも、好まれません。これらの場合は増大法が望ましいでしょう。原則的にはシリコンプロテーシスがよいでしょう。日本中でもっとも多くの形を揃えています。これまで様々なご希望にお応えしてきました。
頬前
鼻の横に丸みがあるの方が、好まれるのは古今東西変わりません。それはやさしさ、明るさ、女性のかわいさを演出するからでしょう。微笑みの表情を見ればわかりますよ。美人女優にはそういう方が多いですね。ほほ前の脂肪は瑞々しく水分比率が高い、特殊な部分です。人は立っていると、この水分が減っていくのです。そのため朝より夕方の方が、ほほ前はこけてしまうのです。誰でもそうですから、ほほ前がこけているのを見ると、疲れているように見えるのです。ですから、元々こけている人は暗そうに見えるし、加齢してこけてくると、より年を感じさせてしまうのです。ほほ前は顔の正面の中心ですから、目立つのです。骨格的な問題で、日本人では、フラットな方が少なからずいらっしゃいます。改善方法は注入かプロテーシス挿入です。後者は当院のオリジナル法です。ダウンタイムは晴れが1週間くらいあります。口の中から出来ます。下まぶたのしわたるみ取り手術と一緒に行うこともよく行われます。注入では、脂肪注入が本来柔らかい部位であるこの部に適していますし、材料も十分にあります。ヒアルロン酸等の材料では高価すぎて難しいです。勿論吸収されますが、顔は生着がよいので半分は残ります。

































